ウェスパシアヌス帝のデナリウス 銀貨になります。 このコインの特徴はウェスパシアヌス帝の肖像は力強い印象があります。 ローマ帝国の五賢帝までの時代のコインはハイパーインフレによって大量に発行された後期のコインに比べ圧倒的に現存数が少ないのでとても貴重です。 薄いトーンがかかり非常に良い状態です。 ローマの銀貨は最初は純銀でしたがだんだんと純度が下がり、カラカラ帝の治世では純度が50%程しかありませんでしたが、この銀貨はかなり高い割合で銀が含まれています。 〜Wikipediaより〜 ウェスパシアヌスは第9代ローマ皇帝（在位69〜79）で、ネロ帝没後の内乱を収拾してフラウティウス朝を開始した。39年に法務官に就任し、クラウディウス帝の時代に有力者ナルキッススの支持を得てブリタニア遠征軍の司令官となり成功を収め、51年に執政官に就任。63年に属州アフリカの総督となり激しい収奪を行い、以後常に貪欲な人物と評されるに至った。67年ユダヤ征伐に赴く。68年に内乱が発生しネロが自殺し、ガルバ、オトが皇帝に就任した際はこれを承認しようとしたが、彼らも殺されるに及んで帝位獲得に乗り出し、エジプト、シリア、次いでドナウ軍団の支持を得た。同年12月ウィテッリウスを討伐しローマに入城、皇帝と認められたのちただちに統治確立に着手。息子のティトゥスを重用して、軍隊の忠誠心を固め、内乱で破綻寸前の経済の再建を行う。この際トイレに課税しようとして多くの市民の失笑を買った。また、公共事業の建設も進めこの計画の一環としてコロッセオも建設された。70年にはティトゥスがユダヤの反乱を制圧。更にライン国境、ブリタニアの不安も一掃し、辺境の安定に成功した。また元老院との関係は良好であ、勤勉、質実剛健でローマ貴族の範とされるに相応しく、歴史家タキトゥスにも評価される。 また、平和の神であるパックスを好んでコインに刻印した。