レンズ 非常に珍しいテッサー16.5cm F2.7になります。 当時のF2.7というF値は非常に明るく価格も高価なものでした。 経年の品としてはとても状態がよくカビやクモリも目視では見られません。 カメラボディ 1927年製のドイツ製折りたたみ式一眼レフカメラです。フィルムサイズは9x12cmです。 撮影態勢に組み立てたり折り畳んだりする仕組みは極めて巧妙で飽きません。 まずレンズ下の金属取手を思い切って引っ張ると3番目の写真になります。いわゆるスポーツ・ファインダーを使う態勢です。 ここで上蓋の右横にある小さなボタンを押すと勢いよくフードが立ち上がり、一眼レフの撮影態勢になります。 折りたたむにはまずフードを手で畳みながら上蓋を閉めます。そして右手吊り金具の脇にあるボタンを押すと上蓋がガタンと下がり、7番目の写真の状態になります。あとは前後を押せば2番目の写真の状態に戻ります。 ◆ ボディーの状態は約100年前のカメラとしては非常にきれいな方だと思います。巧妙な機構も故障は全くありません。Zeissの銘板が付いています。 ◆ 蛇腹もフードも革の状態は良好です。 ◆ レンズは経年の品としてはとても良いコンディションです。目視できるカビくもりや傷など無くクリアです。ヘリコイドは少し重たく感じます。絞りの操作感はとても滑らかです。 ◆ ファインダーガラス、ピントグラスともに見えは良好です。 ◆ シャッター幕は劣化しているのか動かず巻き上げやシャッターを切ることができません。 ※ ボディはメンテナンスが必要そうです。 状態も良いので希少なレンズを試してみたい、また 100年前の折り畳み一眼レフの名品を使ってみたいという方にお勧めです。 オールドカメラになりますのでノークレーム、ノーリターンでお願いします。